【サイト立ち上げ】(2)WordPress専用サーバで運用
2020/06/05 PC・NET 閲覧時間: 約 5分2秒
前回までで独自ドメインを取得し、DNS設定とSeesaaブログ側での設定を行い無事アクセスできるようにした。
GoogleAdSenseの申し込み要件をクリアしたのでそのままSeesaaブログで申請すればいいのだが、ここ最近Seesaaの管理画面から記事を編集・投稿するときの重さが気になってて、このままSeesaaで申請すべきか、もっと快適な他の有料サーバでスタートすべきか悩んでいた。
もちろんSeesaaでGoogleAdSenseの審査を通過したあとに他サーバに移って広告を貼ることもできる。
しかしどうせ移るなら早めに移行して快適環境で審査準備したいし、記事がまだ少ないうちに引っ越しすることで移行の手間を軽減できるというメリットを取って、有料サーバでサイトを再構築することにした。
<運用サーバの検討>
調べてみたら、新たに構築するならWordPressが良いらしい。最近はIT関連事情に疎いのでなにがトレンドなのかまったくわからない(MoovableTypeなら少し知っている世代)。
WordPressが使えるサーバ・・・で検索するとウジャウジャ出てくる。ほほぅ、今はWordPressなのか。
ていうか多すぎ。もうかなりのサーバ業者が取り扱っててビジネス的にもだいぶこなれていることがわかる。あまりに疎くなりすぎて、それが旬まっただ中なのか、実はもう盛りは過ぎて斜陽に突入してるのかはわからないけどw・ブログベースとしてWordPrssが使える
・利用料金は月額1000円以下
・いろいろとめんどくさくない(申し込み手続きが煩雑でない、待ち時間が少ない、複雑な設定がないなど)これらの条件を考えると、私の個人的な環境の話で申し訳ないがどうしてもバリュードメイン関連サービスになってしまう。
バリュードメインでは COREPRESS Cloud というWordPress専用サーバのサービスがある。
独自ドメインをバリュードメインで取得したし、他に持ってるドメイン名もバリュードメインで管理している。
いろいろとわかっているしめんどくさいことが少ない。
またXREAという無料サーバをもう何年も使っているが特に問題もなく、設定自由度なども高いほうだと思う。
COREPRESS Cloudの場合は基本月額500円で、一定以上の使用になると使った分だけ料金を払う従量制になっており、たぶんしばらく月額500円なのでまぁいっか~とか。
そういった理由からサーバはCOREPRESS Cloudに決めた(検討時間5分程度)。
さて、実際にCOREPRESS Cloudを利用するための手順を簡単に説明する。
2. 取得した独自ドメインのDNS情報を変更してCOREPRESSサーバを利用できるようにする
3. 取得した独自ドメインでメールも利用できるようにする
1. バリュードメインにCOREPRESS cloudサービスを申し込む
バリュードメイン管理画面にログインし、COREPRESS Cloudサービスに申し込む。
2016年4月22日現在、このサービスには10日間無料体験期間があるのでその間に様子見することもできる。
申し込み自体は管理画面からの手続きだけで5分もかからなかった。
2. 取得した独自ドメインのDNS情報を変更してCOREPRESSサーバを利用できるようにする
前回の記事のSeesaaブログで独自ドメイン利用を通過した人なら簡単。Seesaaブログに向ける設定をCOREPRESS Cloudサーバに変えるだけだ。
たとえば当サイトのaquacrafter.comなら以下のようなDNS設定になる。ご自身の環境にあわせてホスト名やIPアドレスは読み換えていただきたい。
なおIPアドレスはさきほど申し込み完了したCOREPRESSサーバのコントロールパネル内で確認できる。
この1行だけで良い。
@はドメイン自体を表しており、意味としてはaquacrafter.comのAレコードは157.7.227.4ですよと、正引きの名前解決になる。
ホスト名 www を付けたい場合は、
変更したら保存。
それまで設定されていたTTLの時間分待てば変更が反映されるはずなので、上記で設定したアドレスで普通にブラウザからアクセスしてみる。
無事COREPRESS CloudサーバのWordPress初期画面が表示されれば設定完了だ。表示されない場合は、設定を見直そう。
3. 取得した独自ドメインでメールも利用できるようにする
私の場合申し込んでから気づいたのだが、COREPRESS Cloudサーバーにはメールサーバ機能はない。WordPress専用なので、設定したドメインでメールを使いたい場合、メールサーバを別立てで用意しなくてはならない。
うーん、ここらへんはちょっとめんどくさかった。メールアドレス少しぐらい使えるようにしてくれよう。
でももうここまできたら、やることはSeesaaやCOREPRESS Cloudサーバのとき同じ。
メールサーバは先に用意しておく必要があるが、「ドメインのDNS情報を修正してメールサーバの設定をする」だけ。
<メールサーバの検討>
私の場合、その別立てのメールサーバは同じバリュードメインのサービスにあるXREA Mail&バックアップのサーバを申し込んで用意した。
無料のほうもあるんだけど建前上WEBも使わなくてはならない制約があってめんどうなので、この際他に持ってたドメインもいっしょに押し込むつもりで有料サーバを申し込んだ。メール専用のサーバだが利用料金は年間で1018円だったのでそんな高くないし、無料よりは若干安心できる。
上の2で設定したDNS情報に以下の2行を追加する(計3行になる)。
mx mail.aquacrafter.com 10
1行目はメールサーバのホスト名mail.aquacrafter.comのIPアドレスをAレコードで指定する。
2行目はそのmail.aquacrafter.comをメールサーバにする!という宣言みたいなもの。これがあって初めて~@aquacrafter.com宛に来たメールをmail.crafter.comサーバに配送できる。
変更したら保存。キャッシュ時間分待って確認。確認はnslookupやdigコマンドからが簡単でよい。ご自身のPCからでもいいし、WEB上からそのコマンドが発行できるサイトからでもいい。
MXレコードがきちんと反映されていたら完了だ。
【サイト立ち上げ】(1)Seesaaブログで独自ドメイン利用
【サイト立ち上げ】(2)WordPress専用サーバで運用
【サイト立ち上げ】(3)GoogleAdSense申込~二次審査