KOSO RX2N+LCDマルチメーターの取付【作業編】
2020/06/05 電装系 閲覧時間: 約 5分1秒 1 シェア
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- KOSO RX2N+LCDマルチメーターの取付シリーズ
- KOSO RX2N+LCDマルチメーターの取付 ~確認編~
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- KOSO RX2N+LCDマルチメーターの取付 ~設定編~
- KOSO RX2N+LCDマルチメーターの取付シリーズ
前回の確認編から引き続き、KOSOのRX2N+LCDマルチメーターを取り付ける作業をします。
工具と部材
作業にあたって必要になる工具や部材を挙げておきます。参考まで。
・圧着ペンチ
これひとつでほとんどの電工関連のコード処理ができます。
・カプラー用端子セット
端子規格110型と呼ばれる端子のオスが最低9個は必要です。
・ヒューズホルダー
下に挙げる5Aのヒューズを使うためのホルダー付きのコードです。
・ヒューズ
・シールテープ
新しく取り付ける水温センサーのネジに巻き付けて水漏れを防止します。ちなみに、交換前の水温センサーは液体ガスケットが使用されていました。緩めるとき最初ちょっとトルクが必要です。
・温度センサーアダプター
ちょっと長いので削り調整が必要です。
配線図
やはり、まずは配線から確定したいところですので、既存のサブメーターのカプラとの接続を下図のようにまとめました。
これを参考にサブメーター側(オス)の赤カプラ、白カプラのそれぞれのコードに、RX2Nのコードを差し込んで圧着しなおします。
ガソリンセンサー(green)とEGチェックランプ(purple)は使用しません。
「RPMコードのアース(GND)について」
製品にはRPMコードAタイプとBタイプの2つが付属されていますが、Aタイプを使用して既存のパルス信号線に噛まします。Aタイプは信号線とアース線の2つに分かれていますが、アースはしっかりと接続する必要があります。ノイズを拾わないようなるべくバッテリーに近いところでアース接続しましたが、どこでアースするのがベストなのかはよくわかっていません。
カプラー端子の圧着作業
端子の圧着が必要なのは赤カプラ4本、白カプラ4本の計8本です。
そのうちRX2Nの茶コードを、白カプラの茶コードに差し込んで再圧着する様子は以下のとおりです。
①サブメータのハーネスから出ている白カプラ(爪のあるオスカプラのほう)からオス端子を引き抜きます。抜くときは細長いもので端子のツメを押しながら引き抜きます(画像は赤カプラ)。
②引き抜いた端子を、できるだけコードを長く残すように切り落とします。
③被覆を剥きます。
④RX2N側の茶コードの心線とより合わせます。
⑤カプラー用端子オスに圧着します。
⑥カプラに差し戻して完了です。
常時電源取出
上画像にある3芯カプラのオス側の赤いコードを、前出のカプラ端子圧着の要領で作業し、常時電源を取り出します。
取り出したコードには念のため、ヒューズホルダーを使って5Aのヒューズを取り付けました。
水温センサー取付
付属の温度センサーPT1/8(2個付属のどちらでもOK)にシールテープを巻きつけます。
ねじ込むときに緩まない向きに2~3周巻きます。
既存の温度センサーを取り外す際、アルミブロック内のクーラントを抜いておく必要があります。上側のキャップを外して、下側のホースを外すとアルミブロック中のクーラントだけ抜けるのですが、今回はクーラント全量を抜いて交換しました。
新しい温度センサーをねじ込んで、RX2Nからの温度センサーコードを接続して完了です。
油温センサー取付
取付場所はここ。
確認編でも触れましたが、このM20のボルトを抜いて、温度センサー取付用のアダプターを取り付けます。
ボルトを抜くとき、V-maxをサイドスタンドで立てて左側に傾けると、エンジンオイルが少し出てくるだけで済みます。念のため、傾斜のあるところでサイドを立てて、いつもより傾きが大きくなるようにしてから、オイル受けとウエスを準備して作業しました。
これがちょっと長くてエンジン側にあたってしまうので、ネジ部分の先っちょを2~3mmほど削りました。アルミで柔らかく、グラインダを使うとすぐに削れます。
アダプターを取り付けたら温度センサーをねじ込み、RX2Nからの温度センサーコードを接続して完了です。油温センサーの場合シールテープは必要ありません。
(アダプターは23N.mで締め付けました)
スピードセンサー取付
説明書通り(Sタイプのほう)で問題なく取付完了。
メーター本体取付
RX2Nに付属のメーターステーのボルト穴を内側に2mmほど広げて取り付けます。電動ドリルでグリグリと、ちょっとずつ削って調整しました。
↑ついでにヤフオクでポチったメータバイザーも取り付けました。
取付作業はこれで完了です。
次回、RX2Nの設定をして、実際に使えるようにします。